ハチクロ見てきた!!

待望のハチミツとクローバーの映画を見てきました。初日から行っちゃったよ。なるべくネタバレしない方針ですが、嫌な場合はよまないでね。

まず、アバンタイトルHoney and cloverって出てきたところでこう胸に来るものがあったんだけど、別に関係者でもなんでもないのにね。よく知る子供が大きくなったようなそんな気持ちなのか? アニメになるよりも実写だろう…と思っていたのは3年くらい前かな?でも、その時は本当にこんな展開になるとは思っていなかったんだよね。もちろん近年稀に見る良作だから、まったくないとはおもってなかったけど。

脚本についてはどうしても無理があるとしか言えないけど、妙にスケール感が希薄なんだよね。みなが出会うところ、導入はまぁいいと思うし、キャラクターの方向性もまぁ許容範囲内。真山はかわいそうだけど、まぁあれでいいかな〜(笑) ただ、どうもアニメの第一期でもあそこで切ったから、映画でもそこまでやりたかったの?と思わせるストーリー展開。セリフとか原作で使われてる良いシーンのものをそのまま使いたいのは良くわかるけど、そこはあえて使わないのも手だったのではないかな? と思いますね。元はモノローグだった「好きな人が自分の事を好きになる…」というあゆのアレも、本人にセリフとして言わせちゃうのはどうかと。


ただ、やっぱり原作が好きな自分は細かいパーツだけで満足感は高かったりします。ビジュアルは結構良い線行ってるので、真山におぶさったあゆが「真山…好き…」「…うん」 とかいうあのシーンとかが目の前で映像として出てくるだけで泣けてきたヨ。


映画だからって大きなのストーリーを描くよりも、ディティールに凝ってちょっと小さな事件を扱ったほうが満足度は高かったんじゃないかと思うね…。ハチクロを知らない人にハチクロの持つ世界を伝えるのは大変だと思うけど。(そもそも、今回のこれで伝わったかどうかも甚だ不安ですが)


細かな点だと、山田酒店はどうも本当に山田さんがやってるお酒屋があったっぽい店構えだったし、森田さんの朦朧体?!もまぁ拝めたし、あゆの手足がほそっこくてよかった〜というわけで割とお気に入りではあります。はぐの絵が激しく抽象画でしかもそんなよろしくも無いのががっかりでしたがそれはムリか。って、パーツばっかな感想だけど。 そうそう、はぐの「ひらがな。」ってのが可愛すぎでした。


あと、あの黒猫はなんだったんだろ。


あ、あと挿入歌にスピッツスガシカオ、スネオあたりを使ってないのはわざとなのか、大人の事情なのかがちょっと気になったり。折角のシーンにその曲?ってのがいくつか…

でも、できれば美和子さんや山崎くん、野宮さんもみたかったな〜