タイの日記 ながすぎ2

行動2日目の朝は、ツアーのお迎えが6:20と早い事もあり、起床時間5:00。
このツアーは現地の会社(パンダバス)が日本人向けに販売しているコースでそれなりに有名だと思います。日本人向けとは言っても日本人を雇うと賃金的につらいので、当然日本語の出来るタイの人が添乗員ですが、そこはそれ、現地の考え方なんかが簡単に聞けるのでむしろ良い感じです。やや読解力?は必要ですけどね(笑)


ツアーに参加してる人たち、これが妙に純日本人率が低くて、韓国やら中国?、台湾〜とバラエティ豊か。そんなメンバーが一緒にタイを観光っていうシチュエーションはなかなか出会えない感じでした。この日のツアーのガイドTAMEさんが、高校の時の同級生にかなり似ていて「あゆちゃん!」と言いそうになったよ(笑) 紙ナプキンでバレリーナ作っちゃうスゴイ娘だったなぁ。関係ないけど。


バスの道すがらにタイの歴史をダイジェストで解説してくれたんですがちょっと予習していってたのもあり、概要は把握できました。でも、日本の歴史と違うのは自国の歴史=完全に自国だけでない…(境界線は常に違う)ってトコなんだよね。大多数の国はこれが当たり前で、わかってはいるんだけどなんだか変な感じ。


最初についたのはバーン パー イン宮殿。見栄やら、お淫ら三昧が多分に見て取れる王様の避暑地でした。

愛人用の邸宅が丸い窓の切られた白とピンクのパルコニー付でめっちゃファンシーだったり、自分の邸宅を取り囲むように小さな愛人部屋がたくさんあったり。そんななのに自分の邸宅は中国の皇族からの贈り物を泣く泣く使った中国建築で赤!金!て感じでおかしいの。でも、きれいなだけであまり興味を引く部分はなし。タイっぽさが殆ど無いからか?そんなわけで興味は薄かった。
奥の方に点在してる愛人用邸。でもこっちを回った事で時間が無くなり結局見たかった入り口付近の菩提樹周りとかは見られず。残念。



次に向かったのはワット プラ マハタートという寺院の遺跡。
ここの見所は壊された仏像の頭が取り込まれている菩提樹。基本的に、遺跡の仏像はアユタヤに攻め込んだチベット軍が、戦勝記念に持って帰ろうと頭だけみんなもいじゃったせいですべてクビから上がないんだけど、この菩提樹の根に取り込まれた頭だけがこの地に残ってるそう。首から下だけの仏像の首に自分の顔をあてがって写真を撮るのはタブーだっていうのに、やってる西洋人がいたなぁ。。。


菩提樹の前で写真をとった所で、一人で来ているらしいおじさまの写真を意図せず撮影してしまう(笑) どうせならお送りしましょうか?と話しかけてみたら、気さくな感じでした。持ってきたデジカメもデジタルカメラも壊れちゃって今日は写ルンですのみで悲しかったので是非ください!ですって。



続いてはワット ヤイチャイモンコン。ココでの見所は、アユタヤー王朝の王様とのビルマ王様の一騎打ちでの勝利を記念した搭と涅槃仏が同じフレームに入る入り口付近の一角かなぁ。ちょうどサガットの背景にいた涅槃仏くらいのスケールなので、タイガー!って感じ(コラ ここもラーマ9世の即位60周年を祝って搭の峰の部分と、大仏の衣として黄色い布がかかってました。この時間くらいにはもう日差しもギンギンで古搭と仏像の白と、布の黄色、空の青のコントラストがスゴイ!
ここでガイドさんが写真を撮ってくれたりするんだけど、9割方デジカメだね〜世界共通で。しかし、前景となる人物のあたりは日陰なのでコンデジのラティテュードだと、この絵はムリなんじゃないかなぁ…フラッシュも届かないし厳しそう。(一眼でもダメだったけど)



お次はワット プラスィー サンペット。3つの古搭がそびえたつ遺跡の大きさはなかなかに迫力があってよろしいです。搭はそれぞれが王墓で。確かアユタヤの7,8,9代目の王様だっけか。基本的に木造建築が基本だったタイで、石造りだったのは基本王宮と王墓、寺院のみ。それらも基部は石で、そのほかは木造だったので敗戦時に燃やされちゃって残ってるのは柱と王墓のみ。


バスの駐車場から遺跡への短い道の脇にはお土産の屋台が並んでいて観光客、特に日本人だと見ると絵葉書なんかを手にしたおじさんが「ヤスイ!ヤスイ!」と日本語でアタックしてくるんだけど、なんかウチらにはあんまり声かけてこないよ?(笑) お金なさそうに見えたか。駐車場付近の寺院にある大仏は寺院内に入って周りを一周できるんだけど、寄進用の釜?のようなものがたくさん並んだ器具が気になり。本来の寄進のボックスは透明な箱が係員?のそばにちゃんと設置されており(中が見えるの。日本のセンスではありえない)じゃあ、アレはナンなんだろう?と。



その後エレファントファーム?だかで象に乗る。コレで乗ったことのある動物は、ウマ、ラクダ、ロバ、についで4種類目(ヤギとかにまたがった思い出はなくはないけど。)にして最大です(笑) ここで、相方ちゃんがえらい怖がりよう。もう二度と乗らない!といってたけど、そもそもなかなか乗れないわなぁ。


アユタヤーからの帰路はチャオプラヤ川のクルーズを選んでいたので、船上でビュッフェ形式のお昼をいただきました。レッドカレーは珍しく牛だったなぁ。ここで食べたトムヤムクンがものすごくウマカッタ!海老がぷりぷりで酸味もちょうどよく、辛さもツンと鼻に抜ける感じ。食べまくった! 隣に座った老夫婦は台湾から来ているとのコトだったんだけど、日本も好きで何回か旅行にも行ったらしい。京王プラザホテルとホテルオークラ(30年前)だそうです。火事のこと知らなかったなぁ。相方は中国語の発音をほめられてました。目的地が近づくにつれ、空模様が怪しくなって「これはヤバそうね〜」なんて言ってたら滝のような…というかまんま滝ってくらいの雨が!!なんか、一瞬しか屋根の無いところには出ず、しかも傘をもっていたのにもかかわらずビッショリぬれました…。でも涼しくていいかな。


その後VIPしか入れないロイヤルおみやげショップへ連れて行かれて、そこで解散。タダでビールもサービスされました。解散といっても好きなところに送ってくれるので、ここでサイアムまで送ってもらうことに。到着したのは昨日のMKのそば。ワトソンズという東南アジアのマツキヨのようなドラッグショップを見つけたので適当に買い物。髭それます!


昨日行ったお店で今日はタイ古式マッサージを予約してあったので、PARAGONでうろついた後向かうことに。
タイ古式マッサージ。最初は普通の全身マッサージなんだけど、途中でアクロバティックなポーズに!(笑) でも、気持ちよかった〜。1.5時間で約1200円とリーズナブルすぎます。今回タイへ行ってみて、マッサージ師は100%女性だったんだけど、彼女らは幾ら位もらってるんだろう…とか、いやな客も来るんだろうなぁ〜なんて思いながらマッサージされてましたわ。


その後、妹に紹介してもらっていた海鮮料理のお店、Somboon Seafood Restaurantへ行く為にタクシーを捕まえる。プリントアウトしてきたタイ語の地図を運転手に見せても「??」という感じ。 ただ、店名のソンブーンという文字を発見したらしく「そんぶーん!」と反応が(笑) 後から聞いたんだけど、ローカルにも美味しいと有名で、特にプーパッポンカリー(カニのカレー)は大人気だそうな。モチロンそれを食べにいったんだけど、相方はカレがーキライなんだよね…。
ただ、ここ迄いろいろな鬱憤がたまっていたらしくムス〜っとしてる相方さん。とうとう爆発しちゃいました。
ジャスミンティーに砂糖が入っていたのを怒って取り替えさせたりしてる間はよかったんだけど、その後店員が遠巻きに見に来ちゃうほど泣かれてしまいました。まぁ、その後仲直りしたんだけど、注文した食べ物はちょっと冷めちゃったかな?


この日は帰ってからあっという間にオヤスミ〜って感じでした。


やっぱり長いよ日記!!(笑)