9巻

今日はハチクロの9巻発売日です!
8巻が出てから、いろいろなことがあったので感じなかったけど、1年くらい待ったことに。アニメも2期が始まったり、掲載誌がまた変わったりと波乱ですが、巻末の表現がなんとも面白かった。 内容は判っていたとは言え、こう、ぎゅ〜…っと来ます。はぐの痛み、ひたむきさ、シノブに対するカオルの気持ちとかがもう…ねぇ。ネタバレになるのでそっとしておきますが。あと、花本さんズのアレは意識はしていたけど考えないようにしていた、そっちの方にいってしまうんでしょうか…。この巻は恋愛話というより生きることそのものに話が切り替わってましたね。

新刊がでると毎回なんだけど最初から読み直したくなって、で、最初のほうを読み直してもなんていうかチクチクとくる。笑うところではちゃんと笑える。でも、チクチクくる。時に極端にディフォルメされた演出や設定で笑いを取り、そんな笑いの気持ちのままシリアスな展開へ…という、絶妙なツボを心地よく突けるのは、原作者羽海野さんが、まんがと言う媒体を本能的に理解してるからなんでしょうか。この感覚は他の何者(人にもメディアにも)にも翻訳は出来ないと思う。ある意味悔しいですねぇ。

今、アニメとか映画とかノベライズ(!)とかの展開をされていますが、みんな同じ悔しさを味わいながら、でも果敢に挑戦してるんでしょうね。同じ事はできないからいろいろ捨てたり取り入れたりして良い作品にしてほしいです。


しかし、わかってたとは言えスピッツの「ハチミツ」とスガシカオの「CLOVER」を何度も聞いて、このまんがを描いたっていう出自を単行本に描いてしまったのはよかったのか?!